事業紹介

環境への取り組み

日本政府の二酸化炭素排出基準は、2030年までに2013年度比で46%の削減を目標に、最終的には2050年までにカーボンニュートラル(ネット・ゼロ)にすることを発表しています。現在、関係各社がこの基準をクリアするため、おもに植物光合成と化学光合成の二つの手段で努力をしています。プラズマ技術は、植物光合成と化学光合成のどちらの手段の光合成でも、二酸化炭素排出基準クリアを後押しすることができます。

農業とプラズマ

「稲妻(いなづま)」~雷のことをこう表現する場合もあります。「雷が多い年は収穫が多い」とは昔からの言い伝えです。ならばそれを人工的に再現し収穫が増えないかと、連続して落ちる雷を作り水に落としました。そうして生まれたのが、放電処理水(プラズマウォーター)です。農作物の収穫量アップや品種改良にも役立っています。

プラズマ農法

稲の育苗や、水耕栽培、露地栽培に放電処理水(プラズマウォーター)を利用するものを、プラズマ農法と名付けています。

放電処理水(プラズマウォーター)の農業用事例

プラズマ農法のメリットは、お米の育苗、水耕栽培、露地栽培いずれにおいても、作付面積や人員はそのままでも農作物の生産量を上げることができることです。露地に利用した場合、土壌細菌や根粒菌などの微生物が活性化し窒素固定量が上がります。 また、現在の品種を改良するだけでなく、新しい品種の開発も可能です。

  • 実施例・1 稲の育苗に放電処理水を使用した例
    横浜市金沢区中村商店(米屋)契約農家にプラズマ農法を10年行いました。それにより、米の品質向上、生産量のアップを実現しています。
  • 実施例・2 福井県で、稲の育苗に放電処理水を使用した例
    福井県立大学生涯資源開発センター、福井県農業試験場、(株)プラズマ化学と共同で実施。30%収穫が増量しているのを確認しました。
  • 実施例・3 苺の品種改良、大型化を実施した例
    栃木県で、芳賀町役場、芳賀町農協・(有)ドンガメ(堆肥製造)と共同で、放電処理水を使用し、苺の品種改良、大型化を実施しました。現在の、苺の人気品種「とちおとめ」はここで生まれたものです。

主役となる放電処理水(プラズマウォーター)の着想

地球上のすべての生命体は、電子を利用して生命活動をしています。

昔から「雷が多い年は作物の収穫が多い」と言われるのは、雷放電で起こる遊離の電子が起こす作用が原因と考えられています。
雷放電で発生した遊離の電子が、空気中の窒素と酸素にぶつかり化学反応を起こして地中には、窒素化合物(窒素肥料)が生成されます。植物の根は窒素化合物を吸収しやすく、これを利用して自分の体を大きくしていきます。

また、魚沼産コシヒカリの自主流通米を扱う農家の中に、春先に備長炭の粉を蒔く農家があります。
備長炭は構造的(炭素の六環構造)に遊離の電子を発信します。この遊離の電子の作用で、窒素化合物を生むことができ、結果的に生物の成長につながるのです。

雷が多い年に収穫が多くなるなら、人工で雷を落とすことができれば収穫は自然と上がるのではないか。そうして、雷と収穫量の言い伝えがヒントになり、放電処理水(プラズマウォーター)が誕生することになりました。

放電処理水(プラズマウォーター)は水に連続した雷を落として作る

ステラコイルを利用し、プラズマストリーマー(雷)を連続して水に落ちる装置を作りました。

放電処理水(プラズマウォーター)はプラズマストリーマーを落として作ります。このとき、空気中の窒素がわずかに水に溶け込みます。
プラズマウォーターは無色透明。化学的平衡状態になっていて、振動する電子を多量に含んでいます。

健康・美容

放電処理水とATP増量装置(国内特許第7138885号)で、装置にかかった人体内全ての酵素が活性化し、代謝を促進します。健康を害している方は、より健康に、もともと健康な方はよりいっそう健康的で美しく若々しくなっていきます。

「植物が元気になるなら、人も元気にできないか?」と生まれたのがプラズマ療法

放電処理水は、NO(一酸化窒素)が微量に溶け込んでいます。これにより、植物が元気になっていくのが分かりました。それでは、これを人に転用することはできないのだろうか……。

NOは、医療現場では気体の状態で使われています。重症化肺炎などの治療にNOの血管拡張作用を利用しています。
ただ、気体のままでは人体には有害で、麻酔科医などの専門家でないと使用ができません。

放電処理水(プラズマウォーター)は、史上初めて人工で一酸化窒素を水に溶かすことに成功しています。このために、体内に安全に一酸化窒素を取り込むことができるのです。

近年の研究で、NO(一酸化窒素)には健康効果が多くあることが分かってきています。たとえば、アポトーシス(プログラム細胞死)を誘発作用で癌や糖尿病など慢性疾患の改善につながること、血管拡張作用で血流の改善で病の改善や病気予防になること、それから、体内の活性酸素の除去にも利用されているということも分かっています。

そのような健康効果があるなら、体内で一酸化窒素を発生させることができれば細胞レベルで健康を目指せないか……。そうして、放電処理水(プラズマウォーター)を使った技術を発展させて作ったのが「ATP増量装置」です放電処理水とATP増量装置を使って体に良い作用を起こすことを目的に、プラズマ療法と名付けました。

ATP増量装置(プラズマパルサー・プラズマAIAS《アイアス》)の原理

ATP増量装置は、まず、放電処理水(プラズマウォーター)を装置に充填して使用します。人体には電子(エレクトロン)しか使用したくないので、身体に良くない陽電子(ポジトロン)はアースで除去します(正確には、陽電子は99.9999%除去)。

装置には特殊な昇圧装置が入っていて、家庭用100V電源から10,000Vに昇圧しています。放電処理水を充填する場所の天井部分に15本の放電針が設置してあります。ここから、毎秒3,000回のパルス放電で生み出した、連続するプラズマストリーマーを充填した放電処理水に落とします。プラズマストリーマーの影響で放電処理水が対流を始めます。対流した放電処理水を核として、周辺に半径約1.5mの電場ができます。このとき、人間の健康的な細胞電圧波形を工業的に再現し体内に届けます。

装置にかかると、キャパシタ(コンデンサー)の原理で、体内すべての内膜、腸管、器官の細胞膜、血管内皮から遊離の電子が発生します。

血管内では、発生した遊離の電子が血流に乗るとローレンツ力により、この血管壁が押し戻されます。押し戻された電子の影響で、血管壁にある一酸化窒素合成酵素が刺激され、NO(一酸化窒素)が発生します。NOには血管拡張作用があるので、より、血流が促進されます。

また、電場の核となっている放電処理水は、かかった人の酸化還元電位に調整されます。個人の酸化還元電位を飲むことで、より健康に導くことができます。

「プラズマ療法」はさまざまな疾患の方に利用されています

もともとは、開発者の田丸滋ph.D(現(株)プラズマ化学主任研究員)が自身の癌を改善することを目的で始まったので、当初プラズマ療法を試す人たちは、ほぼ、がんに罹患した方でした。しかし、現在では、糖尿病や高血圧などの各種慢性疾患の改善、クローン病などの難病、遺伝子病などにも試す人が出てきています。がんと同様に、改善の報告がなされています。

その他には、手術後の傷口の回復、痛みの低減、薬の副作用の低減、全身倦怠感の改善なども確認されています。
また、スポーツや美容分野でもプラズマ療法を取り入れる方もあり、トレーニングでのダメージからの早期回復、美容では美肌効果、育毛効果なども認められています。
近年では、健康な方でも日ごろの疲労回復ややる気の改善を目的にプラズマ療法を生活に取り入れ、病気の予防も念頭に置いて使用される方もいます。

2016年9月米国フロリダ州オーランドにて行われた、ACIM(米国キャンサー統合医療学会)で、プラズマ療法での「癌のアポトーシスによる消失・緩解」がライフタイムアチーブメント賞を受賞しました。プラズマ療法を癌の治療に取り入れた小林医師が、表彰されました。
この功績から、田丸滋ph.Dが全米予防癌学会会長に就任しました(就任期間:2016年10月~2020年9月)。

2020年からバイオレゾナンス医学会の医師、歯科医師らと共に臨床を始めました。ここでも、多数の改善の報告を得ています。

2022年(令和4年)9月、「ATP増量装置」としてプラズマの装置は特許を取りました。

プラズマ療法は、一般から医療関係までさまざまな人たちが使用するようになりました。
当初の病の人たちを健康に導くということだけでなく、美容やスポーツ、また、健康な方のリバースエイジングにも活用の場が広がっています。

株式会社プラズマ化学 
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